第1段階は、外来がん化学療法看護における安全ケアが保証され、実際に致死的有害事象予防、患者満足度およびQOL向上につながったかを測定するためのQuality Indicators(QI)を開発する。
第2段階は、致死的有害事象を管理し、害を最も少なくするための安全ケアのメカニズムを構築し、ケアモジュールを作成、妥当性検証を行う。
第3段階は、安全ケアの臨床実践を実際に確かめる質保証モニタリングシステムの原型を、PDCAモデルに基づきデザインし、試行する上での標準プロファイルを作成する。
第4段階は、多施設共同による無作為化比較試験により統合的質保証システム(QI, ベストプラクティスのためのケアモジュール、質保証モニタリングシステム)を適用した患者(実験群)は通常ケアを受けたがん患者(対照群)との間で致死的有害事象の発症率、緊急入院の頻度、治療遅延期間、治療中止頻度、治療関連死亡率等を比較検討する。
神経系合併症および皮膚侵害性合併症の長期間のmorbidityとリスクイベントの実態
①神経系合併症および皮膚侵害性合併症の実態と関連要因の探索(後向きコホート調査)、
②調査結果および文献レビューに基づく「安全・安心ケア」モジュールの作成と検証